使ç¨ä¸ã®æ³¨ææ¹è¨ã®ãç¥ãã - e-MR
Transcription
使ç¨ä¸ã®æ³¨ææ¹è¨ã®ãç¥ãã - e-MR
― 医薬品の適正使用に欠かせない情報です。必ずお読み下さい。― 使用上の注意改訂のお知らせ 2015 年 4 月 抗血小板剤 抗血小板剤 クロピドグレル硫酸塩 / アスピリン配合錠 謹啓 時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。 平素は、弊社製品につきまして格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 さて、この度、薬食安通知(厚生労働省医薬食品局安全対策課長通知)により標記製品の【使用上の注意】を 改訂致しましたのでご案内申し上げます。 今後のご使用に際しましては、下記内容をご参照くださいますようお願い申し上げます。なお、この改訂 内容は医薬品安全対策情報(Drug Safety Update)239 号にも掲載される予定です( 5 月上旬発行予定) 。 謹白 Ⅰ.改訂内容 プラビックス錠 25mg、錠 75mg 改 訂 後(下記 線部追記) 改 訂 前 4.副作用 4.副作用 (1)重大な副作用 (1)重大な副作用 1) ∼6) 略 1)∼6) 略 7)中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal 7)中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN) 、皮膚粘膜眼症候群 Necrolysis:TEN) 、皮膚粘膜眼症候群 (Stevens-Johnson 症候群) 、多形滲出性紅斑 (Stevens-Johnson 症候群) 、多形滲出性紅斑、 注1) 注1) (頻 度 不 明 )… 中 毒 性 表 皮 壊 死 融 解 症、 急性汎発性発疹性膿疱症(頻度不明 )… 中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、 皮膚粘膜眼症候群、多形滲出性紅斑があらわ 多形滲出性紅斑、急性汎発性発疹性膿疱症が れることがあるので、観察を十分に行い、異常 あらわれることがあるので、観察を十分に行 が認められた場合には投与を中止し、適切な い、異常が認められた場合には投与を中止 処置を行うこと。 し、適切な処置を行うこと。 8) ∼10) 略 8) ∼10) 略 (2)その他の副作用 (2)その他の副作用 略 略 注 1 )海外あるいは国内市販後において認められ 注 1 )海外あるいは国内市販後において認められ た副作用のため頻度不明。 た副作用のため頻度不明。 -1- コンプラビン配合錠 改 訂 後(下記 線部追記) 改 訂 前 4.副作用 4.副作用 (1)重大な副作用(クロピドグレル硫酸塩あるい (1)重大な副作用(クロピドグレル硫酸塩あるい はアスピリンで報告されているもの) はアスピリンで報告されているもの) 1) ∼6) 略 1)∼6) 略 7)中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal 7)中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN) 、皮膚粘膜眼症候群 Necrolysis:TEN) 、皮膚粘膜眼症候群 (Stevens-Johnson 症候群) 、多形滲出性紅斑、 (Stevens-Johnson 症候群) 、多形滲出性紅斑、 剥脱性皮膚炎(いずれも頻度不明)…中毒性 急 性 汎 発 性 発 疹 性 膿 疱 症、 剥 脱 性 皮 膚 炎 表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形滲 (いずれも頻度不明) …中毒性表皮壊死融解症、 出性紅斑、剥脱性皮膚炎があらわれることが 皮膚粘膜眼症候群、多形滲出性紅斑、急性汎 あるので、観察を十分に行い、異常が認めら 発性発疹性膿疱症、剥脱性皮膚炎があらわれ れた場合には投与を中止し、適切な処置を行 ることがあるので、観察を十分に行い、異常 うこと。 が認められた場合には投与を中止し、適切な 8) ∼12) 略 処置を行うこと。 8)∼12) 略 Ⅱ.改訂理由 プラビックス錠 25mg、錠 75mg、コンプラビン配合錠共通 「重大な副作用」の項(薬食安通知) 「急性汎発性発疹性膿疱症」を追記 企業中核データシート(Company Core Data Sheet:CCDS)に「急性汎発性発疹性膿疱症」が追記 されました。また、市販後において、クロピドグレル硫酸塩との因果関係が否定できない副作用が報告 されていることから、追記することと致しました。 〈症例報告〉 ① Nakamizo S, Kobayashi S, Usui T, Miyauchi Y, Kabashima K. Clopidogrel-induced acute generalized exanthematous pustulosis with elevated Th17 cytokine levels as determined by a drug lymphocyte stimulation test. Br J Dermatol. 2010;162 (6):1402‒1403 ② Ellerbroek J C and Cleveland M G. Clopidogrel associated acute generalized exanthematous pustulosis. Cutis 2011;87 (4):181‒185 ③ Catherine A. Ulman, D. Greg Palmer, Julian J. Trevino, et al. Acute generalized exanthematous pustulosis induced by clopidogrel. Int J Dermatol. 2014;53 (10) :e461‒e462 -2- Ⅲ.副作用症例の概要 〈プラビックス錠〉 急性汎発性発疹性膿疱症 患者 性・ 年齢 使用理由 (合併症) 男 70 代 心筋梗塞 (乾癬) 1 日投与量 投与期間 不明 7 日間 経過及び処置 転帰 急性汎発性発疹性膿疱症 回復 投与開始日 心筋梗塞の発症後、ステントを挿入、本剤投与開始。 投与 7 日目 前腕部、胴体及び顔に発熱を伴う多数の小さな濾胞状の (投与中止日) 膿疱が出現。検査の結果、明らかな白血球増加症が認め られた。C 反応性蛋白(CRP)の濃度は増加し、推算糸 球体濾過量(eGFR)は低下したが、肝機能検査の結果 は正常。尋常性乾癬を有していたが、ステロイド剤の局 所投与でコントロールされていた。 右前腕部の皮膚生検の結果、好中球の皮質下浸透、海綿 状変化、並びにリンパ球と好酸球の浸透を伴う乳頭層の 浮腫の存在を確認。表皮肥厚化や不全角化症などの乾癬 状変化はなし。臨床検査及び組織学的検査の結果に基づ き、本剤が原因と考えられる急性全身性発疹性膿疱症 (AGEP)と診断。本剤投与を中止。 中止 7 日後 体温は平熱に戻り、落屑と共に皮疹は消失。 日付不明 転帰:回復。 DLST 結果 本剤:陽性 他剤:陰性 臨床検査値 好中球数(×109/L) 投与 7 日目 中止 7 日後 10.9 - 9 0.13 - 9 好酸球数(×10 /L) 白血球数(×10 /L) 12.9 - CRP(mg/L) 66 - eGFR(mL/分/1.73m2) 46 - 38.1 36.0 体温(℃) 併用薬:あり(詳細不明) こ の 内 容 を 反 映 し た 改 訂 添 付 文 書 は、 独 立 行 政 法 人 医 薬 品 医 療 機 器 総 合 機 構 の ホ ー ム ペ ー ジ (http://www.pmda.go.jp/)ならびに弊社ホームページ医療関係者様向けサイト(http://e-mr.sanofi.co.jp/) でご覧いただくことができます。 流通在庫の関係から、改訂添付文書を封入した製品がお手元に届くまでには日数を要しますので、今後の ご使用に際しましては、本内容をご参照くださいますようお願い申し上げます。 -3-