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東南アジア経済論 I 第 01 回 4 月 17 日 「ガイダンス、 『東南アジア』のイメージ」 http://islamandeconomy.web.fc2.com/2015chusea/ I. ガイダンス 授業の構成 東 南 ア ジ ア 経 済 論 I( 2 単 位 ): 東 南 ア ジ ア 経 済 論 II( 2 単 位 ): 4 月 17 日 ~ 6 月 5 日 、 金 5-6 限 ( 8 日 、 全 15 回 ) 6 月 12 日 ~ 7 月 31 日 、金 5-6 限( 8 日 、全 15 回 ) 授業概要 東 南 ア ジ ア 諸 国( ASEAN 加 盟 10 か 国 と 東 チ モ ー ル )は 、人 口 規 模 が 6 億 人 程 で EU ( 約 5 億 人 )よ り も 多 く 、ま た 近 年 は 経 済 成 長 が 著 し い 、日 本 に と っ て 重 要 な 貿 易 パ ー ト ナ ー で す 。そ の た め 、経 済 的 側 面 を 含 め た こ の 地 域 の 情 勢 を 理 解 す る こ と は 、こ の地域に進出している、あるいは進出を検討している日本企業にとって重要です。 一 般 的 に 東 南 ア ジ ア 諸 国 は 、ユ ー ラ シ ア 大 陸 側 の 大 陸 部 東 南 ア ジ ア と 、南 シ ナ 海 沿 岸 の 島 嶼 部 東 南 ア ジ ア と に 大 別 さ れ ま す が 、本 講 義 で は 主 に 島 嶼 部 の 国 々 、す な わ ち マ レ ー シ ア 、 イ ン ド ネ シ ア 、 シ ン ガ ポ ー ル 、 タ イ 、 フ ィ リ ピ ン ( ASEAN 原 加 盟 国 ) の 5 か国に注目します。 こ れ ら の 国 々 で は 、言 語 、文 化 、宗 教 、政 治 シ ス テ ム が 大 き く 異 な っ て お り 、こ の こ と が 各 国 の 経 済 を 大 き く 特 徴 づ け て い ま す 。授 業 で は 、各 国 を 2 回 に わ た っ て 取 り 上 げ、その国の国民性と市場の特徴、経済構造、日本との経済関係をみていきます。 東南アジア諸国 ASEAN 加 盟 10 か 国 +東 チ モ ー ル ASEAN: 東 南 ア ジ ア 諸 国 連 合 ( Association of South‐ East Asian Nations)。 イ ン ド ネ シ ア 、 マ レ ー シ ア 、 タ イ 、 シ ン ガ ポ ー ル 、 フ ィ リ ピ ン ( 以 上 1967 年 結 成 時 の 原 加 盟 国 )、 ブ ル ネ イ ( 1984 年 )、 ベ ト ナ ム ( 1995 年 )、 ミ ャ ン マ ー 、 ラ オ ス ( 1997 年 )、 カ ン ボ ジ ア ( 1999 年 ) 東チモール: 2002 年 、 イ ン ド ネ シ ア に 実 効 支 配 さ れ た ポ ル ト ガ ル 領 よ り 独 立 島 嶼 部 東 南 ア ジ ア: 南 シ ナ 海 沿 岸 諸 国( イ ン ド シ ナ 半 島 東 部 を 除 く )。フ ィ リ ピ ン 、 インドネシア、マレーシア、ブルネイ、シンガポール、東チモール 大 陸 部 東 南 ア ジ ア: ユ ー ラ シ ア 大 陸 の イ ン ド シ ナ 半 島 諸 国 。タ イ 、ベ ト ナ ム 、ラ オ 1 東南アジア経済論 I 第 01 回 4 月 17 日 「ガイダンス、 『東南アジア』のイメージ」 http://islamandeconomy.web.fc2.com/2015chusea/ ス、ミャンマー、カンボジア 科目の目標・到達目標 島嶼部東南アジアの国々の経済状況を理解する ・対象国: マレーシア、インドネシア、シンガポール、タイ、フィリピン ・議論の内容: 現代史、国民性、市場の特徴、経済構造 島嶼部東南アジアの国々と日本の経済面での繋がりを理解する ・議論の内容: 貿易関係、日系企業、経済援助 授業計画 第 01 回 ( 4 月 17 日 ): ガ イ ダ ン ス 、「 東 南 ア ジ ア 」 っ て ど ん な イ メ ー ジ ? 第 02 回 ( 4 月 17 日 ): 数字で見る東南アジア 第 03 回 ( 4 月 24 日 ): ASEAN 第 04 回 ( 4 月 24 日 ): 大 陸 部 東 南 ア ジ ア の 国 々 第 05 回 ( 5 月 01 日 ): マ レ ー シ ア 経 済 ( 1 ) 第 06 回 ( 5 月 01 日 ): マ レ ー シ ア 経 済 ( 2 ) 第 07 回 ( 5 月 08 日 ): イ ン ド ネ シ ア 経 済 ( 1 ) 第 08 回 ( 5 月 08 日 ): イ ン ド ネ シ ア 経 済 ( 2 ) 第 09 回 ( 5 月 15 日 ): シ ン ガ ポ ー ル 経 済 ( 1 ) 第 10 回 ( 5 月 15 日 ): シ ン ガ ポ ー ル 経 済 ( 2 ) 第 11 回 ( 5 月 22 日 ): タ イ 経 済 ( 1 ) 第 12 回 ( 5 月 22 日 ): タ イ 経 済 ( 2 ) 第 13 回 ( 5 月 29 日 ): フ ィ リ ピ ン 経 済 ( 1 ) 第 14 回 ( 5 月 29 日 ): フ ィ リ ピ ン 経 済 ( 2 ) 第 15 回 ( 6 月 05 日 ): 期 末 テ ス ト 東 南 ア ジ ア 経 済 論 II: 6 月 12 日 か ら ス タ ー ト 2 東南アジア経済論 I 第 01 回 4 月 17 日 「ガイダンス、 『東南アジア』のイメージ」 http://islamandeconomy.web.fc2.com/2015chusea/ 評価方法 出 席 ( 30 点 ): 授 業 冒 頭 15 分 で 出 席 カ ー ド を 配 布 。 授 業 日 ご と に 簡 単 な ク イ ズ を 出 題 、 4 点 満 点 ( 0~ 4 点 ×7 回 、 プ ラ ス 2 点 )。 15 点 に 満 た な い 場 合 テ ス ト の 点 数 に かかわらず「不可」 テ ス ト ( 70 点 ): ・持ち込み可: 第 15 回 時 実 施 。 テ ス ト 範 囲 は 第 02~ 14 回 の 授 業 配布資料、参考文献、手書きノート ・持ち込み不可: 携 帯 電 話 ・ ス マ ー ト フ ォ ン 、 パ ソ コ ン 、 タ ブ レ ッ ト 端 末 、( 電 子 ) 辞書 テキスト・参考文献 指 定 の テ キ ス ト ( 教 科 書 ): なし 毎 授 業 時 に 配 布 資 料( テ ス ト 持 込 可 )を 配 布 す る 。本 授 業 の ホ ー ム ペ ー ジ で も 配 布 す るので、欠席した場合はダウンロードして入手すること 参考文献・事典 (テスト持込可。卒論などであると便利) ・ 池 端 雪 浦 ( 監 修 ) 2008『 東 南 ア ジ ア を 知 る 事 典 』 平 凡 社 、 8,400 円 ・ 間 瀬 ・ 佐 伯 ・ 村 井( 編 ) 『 現 代 イ ン ド ネ シ ア を 知 る た め の 60 章 』明 石 書 店 、2013 年 、 2,000 円 ・ 田 村 慶 子 ( 編 )『 シ ン ガ ポ ー ル を 知 る た め の 65 章 』 明 石 書 店 、 2013 年 、 2,000 円 ・ 綾 部 ・ 林 ( 編 )『 タ イ を 知 る た め の 60 章 』 明 石 書 店 、 2003 年 、 2,000 円 ・ 大 野 ・ 寺 田( 編 )『 現 代 フ ィ リ ピ ン を 知 る た め の 61 章 』 明 石 書 店 、 2009 年 、 2,000 円 授業外の学習活動 対 象 国・地 域 に 関 す る 報 道 を こ ま め に 確 認 す る こ と に よ り 、最 新 の 動 向・現 状 を 把 握 で き る よ う 努 め て 下 さ い 。授 業 内 容 で わ か ら な い こ と が あ れ ば 、所 定 の 方 法 で 質 問 し て下さい。 所定の方法: [email protected] 3 東南アジア経済論 I 第 01 回 4 月 17 日 「ガイダンス、 『東南アジア』のイメージ」 http://islamandeconomy.web.fc2.com/2015chusea/ その他の特記事項 前 も っ て 履 修 し て お く べ き 科 目 ・ 講 義 、 前 提 と な る 知 識 は 特 に あ り ま せ ん 。「 東 南 ア ジ ア 経 済 論 II」と 併 せ て 履 修 し て 下 さ い 。東 南 ア ジ ア 諸 語 の 読 解・会 話 力 は 問 い ま せ ん。東南アジアや、日本企業の海外進出に関心がある学生の履修を歓迎します。 II. 東南アジアのイメージ 東南アジアのイメージ 「 東 南 ア ジ ア ( の 国 名 )」 と 聞 い て 、 ど ん な も の ・ こ と ・ 人 を イ メ ー ジ す る か ? そのイメージは、どのようにして形成されてきたのか? そのイメージは、現地の実際の姿をどの程度正確に反映しているか? イ メ ー ジ 形 成 の 一 翼 を 担 っ て い る の が 「 政 府 広 報 ・ 観 光 ビ デ オ ・ CM」 政 府 広 報 ・ 観 光 ビ デ オ ・ CM 目的: 政府観光局が作成、国外で放映 →イメージアップ、観光客増加 内容: 外 国 人 観 光 客 に 「 見 せ た い 」「 見 て も ら い た い 」 自 国 の 姿 ・他国にはない独特のもの・こと(自然・文化) ・外国と同じであること(近代性) 見 ら れ た く な い ・ 見 せ た く な い 姿 は 、 ビ デ オ ・ CM に は 登 場 し な い ・紛争・内戦、貧困問題、など 「東南アジア」のイメージ (1)マレーシア: “ Malaysia, Truly Asia” (2)インドネシア: “ Wonderful Indonesia” (3)シンガポール: “ Uniquely Singapore” (4)タイ: “ Amazing Thailand Always Amazes You” (5)フィリピン: “ It’s more fun in the Philippines” 4 東南アジア経済論 I 第 02 回 4 月 17 日 「数字で見る東南アジア」 http://islamandeconomy.web.fc2.com/2015chusea/ I. 東 南 ア ジ ア 概 念 の 形 成 国連統計委員会による地域区分 アジアを 5 分割: 東 ア ジ ア ( East Asia)、 東 南 ア ジ ア ( Southeast Asia)、 南 ア ジ ア ( South Asia)、 中 央 ア ジ ア ( Central Asia)、 西 ア ジ ア ( West Asia) 現在 東 南 ア ジ ア = ASEAN 加 盟 10 か 国 +東 チ モ ー ル ユーラシア大陸: 大 陸 部 東 南 ア ジ ア 。ベ ト ナ ム 、ラ オ ス 、カ ン ボ ジ ア 、タ イ 、ミ ャ ンマー 南 シ ナ 海 周 辺: 島 嶼 部 東 南 ア ジ ア 。フ ィ リ ピ ン 、イ ン ド ネ シ ア 、東 チ モ ー ル 、ブ ル ネイ、マレーシア、シンガポール 19 世 紀 ~ 20 世 紀 中 頃 タイを除き、西欧諸国の植民地 英: ビルマ、マラヤ 蘭: オランダ領東インド、オランダ領ニューギニア 仏: 仏領インドシナ ポ: チモール ス ( の ち に 米 ): →ミャンマー、マレーシア、シンガポール、ブルネイ →インドネシア →ベトナム、ラオス、カンボジア →東チモール フィリピン →フィリピン 宗主国の統治とその後の独立への影響 複数の(王)国を統合: インドシナ半島。マレー半島 一つの王国・領土を分割: スールー王国。ニューギニア島 「東アジアと南アジアの間の地域」を指す呼称: 現地の言語・人びと: 植民地期 「 自 分 た ち が い る 地 域 」の 名 称( ○ ○ 島 、○ ○ 国 、な ど )は あるが、現在の東南アジア全体を指す言葉はなかった 欧米の言語・人びと: 19 世 紀 前 半 よ り 「 東 南 ア ジ ア 」 の 語 は あ っ た も の の 、 現 在 の 地 域 と は ズ レ 。「 自 分 た ち の 植 民 地 」 を 指 す 言 葉 ( 東 イ ン ド 、 海 域 植 民 地 、 な ど ) は あ っ た 。「 ○ ○ 文 化 圏 」( イ ン ド 、 中 華 、 イ ス ラ ー ム ) と い っ た 区 分 が な さ れ た 1 東南アジア経済論 I 第 02 回 4 月 17 日 「数字で見る東南アジア」 http://islamandeconomy.web.fc2.com/2015chusea/ 「東南アジア」概念・呼称の形成のきっかけ 太 平 洋 戦 争 ( 1941~ 45 年 ): 日 本 軍 の 戦 線 拡 大 と 連 合 国 軍 と の 関 係 日本側: 「 南 方 」「 南 洋 」 と い っ た 呼 称 が 一 般 的 連合国軍側: 1943 年 8 月 、 英 米 首 脳 会 談 → 東 南 ア ジ ア 司 令 部 ( Southeast Asia Command) を ス リ ラ ン カ の コ ロ ン ボ に 設 置 。 現 在 の 東 南 ア ジ ア か ら フ ィ リ ピ ン を 除 いた地域を管轄 結果として、太平洋戦争を通じて「東南アジア」概念が広く定着・一般化 II. 東南アジア諸国の特徴 自然風土 領土、平均最高/最低気温、年間降水量 最高地点: ミ ャ ン マ ー の カ カ ボ ラ ジ 山 ( 5,881m) 人口 人口: 中央値: 2 億 5,000 万 人 超 の イ ン ド ネ シ ア か ら 、 40 万 人 強 の ブ ル ネ イ ま で タ イ ( 35.1 歳 ) と シ ン ガ ポ ー ル ( 33.6 歳 ) を 除 け ば 、 20 代 の 若 い 国 人口増加率: 自然増と社会増 人 口 ボ ー ナ ス 期: 労 働 力 人 口( 15-64 歳 )増 加 率 が 従 属 人 口( 0-15 歳 と 65 歳 以 上 ) 増 加 率 を 上 回 っ て い る 状 態 = 労 働 者 人 口 数 / 総 人 口 が 年 々 高 ま っ て い る 時 期 。労 働 量 増 加 に よ る GDP 拡 大 、 納 税 額 増 加 に よ る 国 内 イ ン フ ラ 充 実 ⇔ 人口オーナス期 民族構成 特 定 民 族 が 3/4 以 上 : シンガポール、タイ、ベトナム、カンボジア 特 定 民 族 が 3/4~ 1/2 程 度 : 過半数を超える民族なし: 移民受入れ: マレーシア、ブルネイ、ラオス、ミャンマー インドネシア、フィリピン マレーシア、シンガポール、ブルネイ、タイ(華人、インド人) 国内で地域ごとに棲み分け: フィリピン、ラオス、ミャンマー 2 東南アジア経済論 I 第 02 回 4 月 17 日 「数字で見る東南アジア」 http://islamandeconomy.web.fc2.com/2015chusea/ 宗教 国・地域ごとに偏り イ ス ラ ー ム 、 仏 教 ( 上 座 部 仏 教 、 大 乗 仏 教 )、 キ リ ス ト 教 、 ヒ ン ド ゥ ー 教 政治 独 立: 戦 後 、西 側 植 民 地 か ら 独 立 し た 国 が ほ と ん ど シンガポール: ⇔ タイのみ唯一独立を保つ 英から独立したマレーシアより、さらに分離・独立 政治体制・国家元首: 大統領制、立憲君主制、社会主義 経済状態 ジニ係数: 所 得 分 配 の 平 等 さ を 示 す 指 標 。 0~ 1 の 間 を 取 り 、 1 に 近 い ほ ど 不 平 等 。 0.4 以 上 の 国 = タ イ 、 シ ン ガ ポ ー ル 、 マ レ ー シ ア 、 フ ィ リ ピ ン 貧 困 層 ( 人 口 比 ): 日給 2 ドル以下、年収の中央値の半分以下、など 生産力 1 人 当 り GDP: 10,000 米 ド ル 以 上 ( シ ン ガ ポ ー ル 、 ブ ル ネ イ 、 マ レ ー シ ア ) ⇔ 3,000 米 ド ル 以 下 ( フ ィ リ ピ ン 、 ミ ャ ン マ ー 、 カ ン ボ ジ ア 、 ラ イ オ ス ) GDP 実 質 成 長 率 : シ ン ガ ポ ー ル と ブ ル ネ イ を 除 き 、 い ず れ も 5%超 ペティ・クラークの法則: 経 済 発 展 に つ れ て 、 労 働 人 口 や GDP の 比 重 が 1 次 → 2 次→3 次へ産業移行 ・1 次産業: ベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマー ・2 次産業: ブルネイ ・3 次産業: インドネシア、マレーシア、シンガポール、フィリピン、タイ 日本との経済関係 有償資金協力: 返 済 義 務 は あ る が 超 低 金 利 ( 0.01%)。 イ ン フ ラ 整 備 等 に 使 用 。 別 名:円借款 無償資金協力: 返 済 義 務 の な い 資 金 供 与 ( 贈 与 )。 途 上 国 の 中 で も 所 得 水 準 が 低 い 国が中心。基礎生活分野、社会基盤整備、環境分野など 技 術 協 力: 人 材 を 育 成 が 目 的 。技 術 者 や 行 政 官 の 技 術 研 修 、専 門 家・ボ ラ ン テ ィ ア 3 東南アジア経済論 I 第 02 回 4 月 17 日 「数字で見る東南アジア」 http://islamandeconomy.web.fc2.com/2015chusea/ の派遣 各国の経済・社会状況によって、需要の有無やパターンが異なる III. 東南アジアと他地域との比較 地域経済統合体 EU: 欧 州 連 合 ( European Union)。 1993 年 設 立 。 欧 州 の 28 カ 国 NAFTA: 北 米 自 由 貿 易 協 定 ( North American Free Trade Agreement)。 1994 年 設立。米・加・墨の 3 カ国 MERCOSUR: 5 カ国 南 米 南 部 共 同 市 場 ( Mercado Común del Sur)。 1995 年 設 立 。 南 米 (アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイ、ベネズエラ) EU、 NAFTA、 MERCOSUR、 日 本 と 比 較 し た 場 合 の ASEAN の 特 徴 人口: 他の統合体よりも大きいが、人口分布に偏り。多民族・多宗教 GDP: 最 少 。 日 本 の 半 分 以 下 。 ASEAN 内 で も 偏 り 一 人 当 た り GDP: 日 本 ・ 北 米 の 1/10、南 米 の 1/3 程 度 。国 に よ っ て 大 き く 偏 り 。5 万 米 ド ル 超 ( ブ ル ネ イ 、 シ ン ガ ポ ー ル )、 1 万 米 ド ル 超 ( マ レ ー シ ア )、 平 均 以 下 ( カ ンボジア、ラオス、ミャンマー) 貿易額: 南米の 3 倍、北米の半分。 輸出: 上位 6 カ国と下位 4 カ国のギャップ大きい 輸入: フィリピンを除き、いずれも貿易黒字 ✔ビジネス進出を目指すのならば、国ごとの検討が必要 4