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№85号 JR 東日本労働組合横浜地方本部 2015年5月1日 JR東日本労働組合 横 浜 地 方 本 部 発行者/ 松田 和秀 編集者/ 教育・広報部 2014年4月に受けた提案は、目的、概要が説明されただけで異動時期、要員規模、行路や設備 など具体的なものが何一つ示されなかったため、関係職場から出された不安な意見や明らかにしても らいたい内容を集約し9月に解明申し入れを行い12月に交渉を行ってきました。目的である安全、 効率的な業務、女性配属箇所と設備の拡充の3本柱について議論してきましたが、効率的な業務につ いてはあくまでイメージ、また女性設備についてもこれから整備を行っていき設備が整ったところか ら入れていくという考えのもと進められていることが説明されました。私たちは安全を基礎に働きや すい環境・設備を整えてからスタートさせるべきであると意見を申し述べてきましたが、残念ながら 意志一致は図れませんでした。 大宮支社では、平成27年3月にさいたま車掌区、さいたま運転区が発足し京浜東北・根岸線につ いて基地再編がスタートしているにもかかわらず、横浜支社からは未だ提案も細部にわたっての説明 も行われていません。 より安全で働きやすい環境・設備の導入については、そこで働く社員の意見反映なしにはなしえま せん。施策実施前であり、設備導入前だからこそ会社の考えている目的、環境・設備などを議論し意 志一致を図るべきだと考えています。よって、解明すべき点、要望について組合員から出された意見 をまとめ、4月30日に横浜支社に対し、下記の通り申第8号で申し入れを行いました。 【申し入れ項目】 1.検討時間を加味し、横浜運輸区(仮称) ・相模原運輸区(仮称)の運用行路表・交番順序表・準 備時間一覧表を3ヶ月前までには提示すること。 2.異常時対応やお客さま案内のために、横浜線の運行図表には京浜東北・根岸線が入っているも のを作成すること。 3.横浜運輸区(仮称)、相模原運輸区(仮称)の線区作業マニュアルを提示すること。 4.基地再編に伴い変更となる作業があればすべて明らかにすること。また、安全通路の指定、要 注意作業など安全にかかわる具体的な教育・訓練のスケジュールを明らかにすること。 5.横浜運輸区(仮称)の地震、津波においての避難経路及び避難場所、また相模原運輸区(仮称) の地震対策においての避難経路及び避難場所を明らかにし、教育訓練を行うこと。 6.横浜運輸区(仮称)から磯子駅までの橋梁を強靭で耐久性のあるものに改善すること。 7.運転士・車掌の病気等で内勤補助や車内改札に従事している社員はどのようになるのか明らか にすること。 8.東神奈川車掌区及び東神奈川電車区に在籍する社員の異動先については、本人の希望を尊重す ること。 9.基地再編の移動スケジュールはどのようになっているのか明らかにし、以下の通り社員へ説明 する時期を明らかにすること。 ①基地再編成の面接時期。 ②内命・発令の時期。 ③長期休暇中、または休職中の社員に対しては復職する場合、面談、説明、発令はどのように 行うのか明らかにすること。 10.女性社員を配属する場合は、乗泊所及び乗り継ぎ詰所(トイレなど)の設備が整備された後に 行うこと。 11.施策実施までに小机駅・町田駅・八王子駅に女性乗務員が乗泊できるように設備を整えること。 12.京浜東北・根岸線の乗務員宿泊所の箇所を明らかにすること。 13.各運輸区共に乗泊所は見習いも考慮し、完全個室化となるように寝室を用意し、防音対策をし っかり取ること。 14.寝室の部屋数は居流の寝室を7時台の出勤時間まで確保すること。 15.働きやすい設備・環境を整えるために横浜運輸区(仮称)、相模原運輸区(仮称)の室内レイア ウトを提示すること。また、各運輸区においては具体的な設備について検討し設置すること。 (1)各運輸区共通 ①浴室⇔寝室⇔トイレへの動線が男性社員と女性社員が合わないように設計すること。 ②トイレは各階に大用の物を2つ以上設置すること。 ③各運輸区にエレベーターを設置すること。 ④個人ロッカーを大型の物(幅 45 ㎝)にすること。 ⑤女性ロッカー室内に休養スペースを設置すること。 (2)横浜運輸区(仮称)の運転士約80名、車掌約90名を見込んでいるので以下の設備を整 えること。 ①他区を含め休憩室は50名以上が入れるスペースを確保すること。 ②食堂は10人以上が食事できる場所を確保すること。 ③浴室は10人以上が同時に入れて、浴槽は5人程度入れる大きさのものを設置すること。 ④乾燥室は8畳以上のスペースを確保すること。 ⑤洗面台は洗髪できる洗面台を4台以上設置すること。 ⑥洗濯機4機以上、乾燥機4機以上、冷蔵庫は400リットル以上の物を2台 以上設置 すること。 (3)相模原運輸区(仮称)の運転士約120名、車掌約110名を見込んでいるので以下の 設備を整えること。 ①休憩室は60名以上が入れるスペースを確保すること。 ②食堂は15人以上が食事できる場所を確保すること。 ③浴室は10人以上が同時に入れて、浴槽は5人程度入れる大きさのものを設置すること。 ④乾燥室は8畳以上のスペースを確保すること。 ⑤洗面台は洗髪できる洗面台を5台以上設置すること。 ⑥洗濯機5機以上、乾燥機5機以上、冷蔵庫は400リットル以上の物を3台 以上設置 すること。 16.磯子駅、橋本駅ホームに運転士、車掌の乗り継詰所をそれぞれ設置すること。 17.東神奈川駅にある乗務員乗継詰所は使用できるようにしておくこと。また、東神奈川駅南行 詰所に女性トイレを設置すること。 18.南浦和駅1,2番線ホームの大宮方に乗り継ぎ詰所とトイレを新設すること。 19.すべての乗継詰所に ATOS 画面が見られるパソコンまたは機器を導入すること。 20.すべての乗継詰所の分煙化を行うこと。 21.横浜線東神奈川駅の段下げは2段下げとし、同ホームでの乗り継ぎにすること。 22.横浜運輸区(仮称)、相模原運輸区(仮称)の車内補充発行機を扱うのかを明らかにすること。